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正月山行 厳冬期の蝶ヶ岳へ

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
正月、4日~6日に北ア・蝶ヶ岳に挑戦してきました。メンバーは元木(係)、鷲林、浅岡の3名。3日の夜に松本に入り仮泊、朝一番のアルピコバスで中の湯で下車し、3年振りに釜トンネルをスタートする。4日は快晴で気温もそれほど低くなく、ハイペースで横尾の中信森林管理署冬季避難小屋に着く。
しかし、夜半頃から気温が下がり、雪が降り始めた・・・。5日早朝、小雪の舞う中を蝶ヶ岳に出発する。横尾の冬季避難小屋から稜線までの標高差は1000m以上もある。降雪でトレースも消えかかった急登を、カンジキを着けて一歩一歩登るが、なかなか思うようには進まない。森林限界を過ぎると雪混じりの横風が容赦なく吹き付けてくる。
やがて、稜線に出ると25mを超える烈風が吹き荒れて、容易に前進できない状態が続く・・・。引き返すタイムリミットも迫り、撤退を決断し避難小屋に引き返した。
今回は、極寒と疲労との闘いに終わったような感もしますが、新年早々から厳冬期の山の厳しさを存分に味わう機会となった。

元木 記


お馴染み河童橋から見る「穂高連峰と吊尾根」
釜トンネルで
「いざ、出発・・・」
今回は照明が灯され、大サービス!
初日は天候にも恵まれ、雪山ハイクの気分。
ただし、重い荷物を背負っての16kmの雪道は結構堪えた・・・。
明神館から見る5峰・明神岳
1月5日 早朝
雪がちらつく中を、蝶ヶ岳に向けて、横尾冬季避難小屋を出発。
トレースは何とか残っているが、新雪にカンジキももぐる。
稜線まで平坦な所など無い、急な登りの連続が続く。
「イッポン・・・!」と言っても立ったまま。
浅岡さんの若さとパワーに助けられた。
「まだか・・・まだか・・・」、厳しい中にも笑顔が・・・!
稜線分岐
この辺りは強風のために雪がほとんど無い。
蝶ヶ岳への稜線。
25m以上の烈風が吹き荒れている。
雪は吹き飛ばされて僅かしか残っていないが、氷のように固まったている。

コメント / トラックバック 1件

  1. washi より:

    副会長、Aやん、新年早々お世話になりました。正月4日過ぎると上高地はスノーシュー散策の人位で静かでした。横尾の冬季開放小屋はガラス窓のままで凄く寒いですが雪囲いも簡単で積雪少ないのがわかります。今回も森林限界2500m稜線近くでは強風で参りました。山スキー兼用ブラブーツが窮屈で靴ズレひどく足並み揃わず済みませんでした。上高地から下山時に履き替えた長靴は本当に楽でした。washi

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