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常念岳 冬山偵察 (2021年11月20~22日)


0.常念岳から穂高を望む
常念岳から穂高を望む



 年末年始の冬山を手頃な常念岳に決め、大雪が降る前に東尾根ルートの偵察へ2名で行って来ました。2450m位まで笹やヒノキの藪こぎが大変で、小枝が脛に当たりスパッツ巻いていても小傷だらけになりました。雪が少ないのでヤブがまだ深く、潜り込むので前進困難。想像以上に時間が掛かりました。信州側は雪も深くないと思われるので、本番は道の無い東尾根より夏道を採ろうと考えています。                            washi)記



1.東尾根の笹ヤブこぎ



東尾根は1350m位から背の高い笹ヤブに突入、踏み跡不明な尾根を笹や檜に潜り込み、漕ぎながら進みます。



2.2100m幕営



2100m付近で幕営した翌日の朝。この時期、三季用ダンロップテントにフライシートでもまだ寒さは凌げました。



3.檜の藪



密生したヒノキの中に潜り掻き分け力ずくで乗り越えて行く。小枝がスネに当たり痛い。



4.東尾根を振返る



この東尾根は比較的暖かいのか、ハイマツは少なく檜が多い感じです。



5.常念小屋




前常念岳に荷物を置いて、山頂を往復する事にします。二俣から見える常念小屋には冬季小屋の確認さえ疲れて行けなかった。



6.梓川



この日は残念な事に、西側穂高方面に雲が掛かって、常念岳の山頂からの見通しが悪かったです。



7.前常念岳避難小屋



下山の朝の前常念の石室避難小屋。内側は対流しないので結露してました。入口はブルーシートだけなので雪が吹き込んでいました。



8.三股へ下山途中から見た東尾根



夏道を三股へ下山しました。10時頃から降出した雨の中を延々と林道を下る。浅やんは靴擦れが潰れて痛そうでした。温泉に入ってから帰王。今回もお疲れ様でした。



【行程概要】
11/20(土) 高幡不動駅 6:45⇒高尾山IC⇒安曇野IC⇒ほりでーゆー四季の郷⇒須砂渡ゲート⇒大水沢の滝見台[P]⇒送電線巡視路№63 10:55→東尾根2100m付近17:00幕営
11/21(日) 幕営地 7:05→前常念岳14:00→常念岳15:00→ 前常念岳石室 16:15
11/22(月) 石室 7:50→南東尾根の夏道を下山→三股11:00→ [P]12:30⇒ほりでーゆー四季の郷(入浴)14:00 ⇒安曇野IC⇒高尾山IC⇒ 高幡不動駅 19:30

コメント / トラックバック 1件

  1. taro-san より:

    鷲さん、浅岡さん
    冬山偵察とは言え、かなり厳しい状況でしたね・・・!背の高い笹藪や密生した低木樹林帯は夏でも骨が折れますが、積雪状態での疲労困憊は想像以上と思います。ともかく、良く頑張りました・・・!
    暮れから正月の本チャンはこの比ではないと思います。
    低温・強風・場合によっては吹雪くことも・・・、慎重な行動と早めの判断が勝負です。
    好天と強運にめぐまれ、無事に「ほりでーゆー四季の郷」で湯に浸かれますことを祈っております。

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