投稿記事(blog)

遭難対策研修・八王子城山偵察行

 山岳事故、遭難対策は私たち岳人にとって、特にリーダークラスにとっては永遠の課題だ。平成12年より本格的に取り組んだ遭難対策事業もすでに14年目になるがまだまだ手を抜くわけにはいかない。

 過去会創立以来52年間遭難死亡事故2件3名、遭難大事故数件、小ケガや下山遅れ、トラブルは数十件だろうか、幸い平成時代、長い間大事故や遭難はほとんどないが個人はもちろん、会にとって緊張感が緩んだ時が一番危ない、リスクの高い登山活動はややもすると以前より減ったかもしれないが、会員が年齢を重ねた分、体力が落ちた分、緊張感が少なくなった分むしろ可能性が高いと考えるべきであろう

 

 そんな事故や遭難を防ぐべく今年も会はもちろん、八岳連として取り組むべくすでに準備に入り、協議を重ねています。個人的にも学習、研究を続け先月は2回実踏、今朝(10月2日)再び偵察に出かけた。

 5時前に起床、身支度を手早く済ませ、車を15分ほど走らせると登山口だ。6時前福善寺前を通り御主殿方面に行く

 
 御主殿の遺構工事中、昨年開会オリエンテーションをしたところだが今年は立ち入り禁止、わきを通り沢筋に入る
 
 彼岸花が目を引く
 
 昨年ビバーク研修をしたところだ。もちろん人なんか通るところではないが、直進する。上部ではもう汗がびっしょりだ。
 
 数メートルの岩場があり、「危険地通過」の研修に使いそうだ。20分ほどで登山道に出る。そこからはいつものように裏から山頂に向かう
 
 本丸跡、昨年の集合場所、「各班協力して、本丸を目指して行きましょう!」今年はどのような設定にするか思案中だ!!
 
 山頂広場、かすんで遠方の視界はない。もちろん誰もいない。しばらく今日の予定やら課題など思案下山する
 
 八王子神社は静まり返っている。いちょうの実、ぎんなんがすでにいくつか落ちている。今月及び来月もはまだ何度か来るようになる。
 
 一般登山道を外れて下山、15分ほどで下に着いた。八王子城址ガイダンスは工事中だが外見は完成、現在内装仕上げ中だ、10月20日にはオープンする
 
 バス折り返し場が新設されたが、定期バスが入るのだろうか?
 

 

 午前8時過ぎには帰宅、約3時間の朝のトレーニングだ。シャワーを浴び、朝食後9時に事務室に入った。今日は仕事も忙しい。

                     会長  熊谷 博

コメントをどうぞ

  (必須)