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5月の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳

5月連休、久しぶりに後立山連峰に入山しました。

4季を通じて入っているこの山域は私にとっては思いで深いところ、最初は山小屋利用を考えていましたがメンバーの「テントで行きましょうよ!」の要望に押され、3月の上越の「雪山技術研修」と同じメンバーにて実施しました。1週間前の降雪で鹿島槍周辺は60センチ以上の降雪があり、残雪期どころかまさに雪山本番そのものでした。

5月3日、前日梓インターにてテント仮眠後、早朝扇沢まで入りました。

観光客がいっぱい、南尾根登山口近くの駐車場もほぼいっぱいだ。身支度を整い早速出発。登山口では指導員より計画者提出、注意と要望を受けました。

南尾根夏道を離れ、右上の尾根上に向かう。しばらくはアイゼンなしでOK,雪の柔らかさはさすが5月だ
南尾根ジャンクションピークを目指していよいよ本格的な登り、アイゼン装着だ
ジャンクションピーク付近、テント場適地で帰りはここに幕営予定だ
メンバー20キロ以上の荷物だ。体力を温存しながら進む。無理は禁物だ。
爺ヶ岳南峰、素晴らしい展望だ。明日登頂予定の鹿島槍の双耳峰が美しい
時に見え隠れする鹿島槍山頂
途中振り返ると布引山より冷池山荘、爺ヶ岳の稜線が素晴らしい。私の好きなラインだ
山頂直下、メンバーの足取りも軽い
雪庇が美しい
鹿島槍ヶ岳山頂、残念だがガスの中だ。しばらく待つが晴れずやむなく下山。
布引山にて、鹿島槍山頂も顔をだし、立山剣山域もよく見える
テント場着、しばしのんびり
山行に変化をつけるため今日はテントを爺ヶ岳直下のジャンクションピーク付近にテント移動だ。15,6張りあったテントもほとんど撤収、されているようだ。
爺ヶ岳周辺に来ると天気が怪しくなってきた。低気圧接近だ。
一時的だが雪が舞い、視界が数十メートルになり下山道を確認しながら慎重に進む
ようやくジャンクション付近の適地に到着、ホッとする。今日はゆっくり安心してお酒も飲めそうだ。
夕食も終わり軽く飲みながら山行を振り返り楽しい時間だ。
5月5日 下山日
早朝より快晴だ。今日はゆっくりと朝食をとる。渡辺氏は料理が得意だ?。
のんびりしていたら早くも登山者が登ってきたのでシャッターをお願いする針ノ木岳を中心とした山容が素晴らしい眺めだ
テント撤収はもう慣れたもんだ
山よ~さよなーら~ご機嫌よろしゅう―
思わず歌でも出てきそうな雰囲気だ
無事登山口に下山、お疲れ様でした
5月はやはり北アルプス入山が多いがやはり魅力的だ。反面、連休中の全国の遭難事故が67件、19名の死亡行方不明者があったことが非常に残念だ。会として今後も徹底した安全登山活動をめざし努力していきたい。

※入力、パスワードの変更などでアップが遅れたことお詫びします。

会長  熊谷 博

コメント / トラックバック 3件

  1. masukuni-sato より:

    おめでとうございます。素晴らしい雪山山行ですね。良い写真が沢山ありますねぇ。さすがです。

  2. taro-san より:

    ようやくと云う感じ・・・、お疲れ様でした!
    待った甲斐がありました。素晴らしい雪山山行がそのまま再現されております。
    こうして時が経ってから改めて写真や文を目にしますと、辛かった登りのことなど忘れ、楽しい思い出ばかりがよみがえってきます。  さぁ、次はどこにしようかぁ~。  雪山シーズンの到来が待ち遠しいですねぇ・・・。    motokより

  3. より:

    印象深い鹿島槍ケ岳・爺ケ岳でした。振り返り見た稜線や雪庇雲海等々・・・・。
    この感動を是非水墨画に残したいと奮闘中です。
    素晴らしい山行をありがとうございました。

                            masanoより

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