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大杉谷~日出ケ岳と大峰山

11/2 横浜発深夜バスを使い、三瀬谷経由で大杉谷に入りました。昨年天候悪化の為断念し二年越しの大杉渓谷は7つの滝と11の吊橋があり、日本三大渓谷の名に違わぬ、雄大で迫力のある秘境でした。岩盤をくり抜いた山道には鎖が掛けられ、黒部峡谷の下の廊下を彷彿とさせる。落差135mの千尋滝や神秘的なシシ淵等素晴らしい景観の連続。エメラルドグリーンの流れに癒される。桃ノ木山の家も宿泊者60名で悠々と檜のお風呂に浸かった。
11/3 日本百名瀑の七ツ釜滝や堂倉滝よりシャクナゲの原生林を登り、日出ヶ岳へ。断崖絶壁の大蛇嵓を覗き大台ヶ原を周遊しビジターセンタへ。
11/4 行者還トンネル~弥山~八経ヶ岳~狼平避難小屋~栃尾辻~天川河合。風が強くガスも深くしっとり濡れ、八経ヶ岳からの展望は残念でしたが、狼平避難小屋辺りからは少し明るくなり艶やかな関西の紅葉の山を楽しめた。
連日8時間山行と帰りも京都からの深夜バスで疲れましたが、大満足の山行でした。

                                      山下正野 記

 
 
大杉渓谷マップ
 
新大杉橋鎖場の通過 
 エメラルドグリーンの清流地獄谷吊橋 
思わず吸い込まれそう!!京良谷
  
 千尋滝 V字峡
静謐なるシシ淵シシ淵奥のニコニコ滝
 右手の切立った平等窟と吊橋
  
 桃ノ木山の家七ツ釜滝 
  
 堂倉谷 日出ヶ岳山頂展望台
  
 倒木と立枯樹木の正木ケ原 断崖絶壁の大蛇嵓
シオカラ谷奥の紅葉大蛇嵓から覗く不動返し嵓
大台ヶ原ビジターセンター八経ヶ岳
狼平避難小屋ナメリ坂周辺の紅葉

(コースタイム)

11/2横浜東口0:00⇒松阪7:20~9:16⇒三瀬谷9:47~10:30⇒大杉谷登山口バス停12:00→

発電所12:10→千尋滝13:40~50→シシ淵14:30~50→平等嵓15:10→桃ノ木山の家15:45

11/3桃ノ木山の家6:40→七ツ釜滝7:00→堂倉滝吊橋7:50→日出ヶ岳12:00~20→大蛇嵓

13:15~20→シオカラ谷吊橋14:00→ビジターセンター15:00

11/4行者還トンネル西口6:30→奥駆道出合7:15→弥山小屋9:45→八経ヶ岳10:00~10→狼平

避難小屋11:46→栃尾辻避難小屋13:50→天川川合15:30⇒大和上市⇒京都23:50⇒橋本

 

宇都宮アルプス(7つの頂上を踏む)

11月3日文化の日、晴天の中篠井連峰(榛名山、男山、本山、飯森山)と富屋連峰(高館山、黒戸山、兜山)を合わせた通称宇都宮アルプスに登ってきた。登山口の子供の森公園には9:30に到着、
準備を整え早速1座目の榛名山を目指す。45分で山頂到着、2座目の男山に向かう。15分ほどで到着。この辺りはあまり展望は良くない。3座目は本山、ここに向かう登山道から段々展望が開ける。本山山頂は展望も開け男体山、日光白根山、女峰山などの日光連山が堂々とした姿を見せていた。そこから一旦下り、平坦地に着きその後急傾斜を直登し4座目の飯盛山に到着。ここからは急下降でロープ場の連続。青嵐峠からはアップダウンが穏やかになり5座目の高館山に到着する。6座目は黒戸山はとても地味な尾根上のピーク、そして最後7座目の兜山に到着。短時間の間に7座を踏むことができ一同大満足。一日中晴天に恵まれ、とても楽しい登山ができた。

矢崎 記                   
             

 
日光連山の山々
  1座目は榛名山です。
ここまではあっという間に到着です。
 登ってきた道を一度戻り、分岐を超えて男山に
到着です。
酒飲みの私にはたまらない山の名前でございます。
  3座目の本山山頂、ここからの眺めが抜群です。
 日光連山が目の前に素晴らしい姿を見せていま
 した。
 

4座目の飯盛山に到着しました。
結構アップダウンがあり、楽しい山歩きが楽しめます。
森の中にはフィトンチッドが溢れていて、長生きできそうです。

 

  5座目の高館山山頂。
  6座目の高館山山頂はとても地味で、山頂標が無け
 れば通りすぎてしまいそうでした。
  最後の7座目、兜山に到着です。
全員で7のサインで記念写真。
7座全てをblogに載せましたので写真が多くなりましたが、お許しを!!

黒部ダムから剱岳東面(裏剱)の紅葉を訪ねて

2017年10月7~9日 秋たけなわの3連休。いつか行きたいと想っていた黒部の裏剱を訪ねることができました。今年は雨が多く入山日予想していた降雪はなく小雨のなか、未だいる虫に悩まされながら標準タイムより3時間プラスとなったが、雪渓の残る真砂沢ロッジにびっしょりで到着。乾燥室のある小屋の有りがたさが心から伝わります。ツェルトの鷲林もガスコンロ焚いてホッとひといき。でも雨は明け方3時まで降ってました。2日目、快晴。残念ですが2名は小屋番となり5名で紅葉狩りに出発。日本に現存する3氷河のうち三ノ窓と小窓氷河の絶景を楽しみながら池ノ平小屋へ。小一時間しばし贅沢な時間を過ごす。帰路、仙人池を往復、八ツ峰が水面に写る光景を瞼に焼き付ける。誰も居なければ泣いてるだろう。途中、二股で星さん占部さんと邂逅。池ノ平まで登る2人とエールを交わす。3日目も快晴。名残り惜しいが下山だ。枯葉の舞う谷の向こうに白馬からの山並みが続いている。しばし景色を堪能するが帰りのバスの時間が迫ってきた。予定のトロリーバスに乗れなかったが、なんとか入浴できて予約した登山バスに間に合った。バスは中央道を回避して軽井沢まわりで新宿に遅れて到着。お疲れ様でした。今回は7人パーティなのでコースタイムがプラスされることを考慮出来ずにメンバーに心配お掛けしてしまい申し訳ありませんでした。これに懲りずにまた行きましょう。                                                                                                                鷲林 記

 ↑池ノ平小屋への道すがら 平の池と剱岳東面の八ツ峰 (剱本峰は遠くて見えません)

コースタイム

10/6 新宿西口都庁駐車場 23:00発 毎日アルペン号白馬線⇒

10/7 ⇒4:30着 扇沢駅トロリーバス 6:30⇒6:46黒部ダム7:00→黒部川渡渉7:50→8:10内蔵助谷出合→11:50内蔵助平→ハシゴ谷乗越14:40→16:50真砂沢ロッジ

10/8 真砂沢ロッジ6:50→8:10二股吊橋→10:05仙人峠10:20 →11:10池ノ平小屋12:30→13:00仙人峠(仙人池往復)14:00→15:10二股吊橋→16:15真砂沢ロッジ

10/9 真砂沢ロッジ6:50→ハシゴ谷乗越8:50→内蔵助平10:35→黒部川渡渉13:35→黒部ダム14:35発⇒14:51扇沢駅15:00路線バス⇒15:25大町温泉郷(入浴) 16:00アルペン号⇒新宿西口22:15

 ↑小雨の黒部ダムに挨拶して さぁ出発 ↑黒部川 下の廊下を下る
 ↑雨のハシゴ谷乗越 ナナカマドが真っ赤 ↑ハシゴダン乗越から真砂沢へ降る
 
 ↑三ノ沢出合の雪渓を横切って真砂沢ロッジへ ↑お疲れさまぁ~ でも外は雨降り止まず
  
 ↑明け方雨あがる。剱沢からの雪渓末端箇所 ↑二股の吊橋。10/10には雪に備えて撤去予定
  
 ↑仙人峠への道すがら。三ノ窓氷河と小窓氷河 ↑陽射し強く暑い仙人新道は紅葉真っ盛り
 ↑八ツ峰上部のスカイライン。クライマーの領域 ↑憧れの岩場を拡大
 ↑池ノ平小屋の前でトカゲする ↑平の池
 
 ↑平の池 高層湿原 ↑仙人峠から望む仙人ヒュッテ向こうの山並み
  
 ↑仙人池に映る八ツ峰 ↑絶景を堪能して戻ります
  
 ↑二股吊橋手前でこれから登る星さん占部さんとエールを交わす ↑南股出合付近の鎖場をへつる
 ↑真砂沢ロッジは石垣で雪から守られています ↑下山開始
 ↑八ツ峰三ノ沢末端を渡渉 ↑ハシゴ谷乗越手前の北面から振り返る八ツ峰マイナーピークが高い
 ↑ハシゴ谷乗越北面の梯子を昇る ↑乗越過ぎて内蔵助平の広さに感嘆
  ↑内蔵助平の橋も外されます  ↑鉄梯子
  ↑難所は順番待ち  ↑黒部川 下の廊下の左岸の小滝を整備された橋でトラバース

←黒部ダム下を急ぎ足で・・・

トロリーバスの乗車順番待ちも心配だが、大町温泉郷16時発のバスに間に合うかな

曲岳~黒富士~太刀岡山

2017.10.01 山梨100名山 曲岳~黒富士~太刀岡山

甲府近郊の百名山3山プラス升形山に行ってきた。
出発点は1370mの観音峠から歩き始めた。このコースで唯一の岩場があり難なく通過すると曲岳の頂上に着いた。次の黒富士までには急な下りがあり、上りがある変化に富んでいる縦走路だ。途中升形山に寄り道したら遮るものがない展望が広がっていた。
黒富士で昼食をとったら稜線上の道に戻り太刀岡山を目指す。鬼頬山を通過すると標高差350mの急降下がありロープに摑まって降りた。越道峠に出て今日最後の上りを上がると太刀岡山山頂だ。朝見えていた富士山も雲の中で残念。
タクシーが待っている下芦沢登山口まで厳しい下りがあった。

         記 山下日


IMG_2576 太刀岡山にて3山を登り終えて
みんなニッコリと写真に納まった。
 IMG_2572  縦走路で方向が変わる地点での地図読み
練習を積み重ねると自信がついてくる。
IMG_2574  丈の短い熊笹の原を降る。
カメラマンも付いて行くのに大変だ。
 IMG_2555  途中の縦走路から見た八ヶ岳連峰の全景。

北アルプス 鹿島槍ヶ岳

9月30日~10月1日で鹿島槍ヶ岳に登ってきた。前泊の為、高尾を29日の19:30に出発し、中央高速~長野自動車道の梓川SAにてテント泊。翌朝、扇沢に向けて5:30に出発した。柏原新道登山口から登り始め、まずは種池山荘までの登山道を色づき始めた木々を楽しみながら登る。山荘で小休止を取り爺ヶ岳南峰までの急登に汗を流す。この日は快晴で北、中、南アルプスがはっきり見渡せ最高の気分。その後中央峰を経由して冷池山荘に到着。山荘の外にあるベンチで生ビールで乾杯し明日の鹿島槍登頂の鋭気を養った。翌朝は4:25出発、布引岳の山頂でご来光を迎えた。朝日に輝く剣岳やこれから登る鹿島槍に、胸の奥が締め付けられるような感動を覚えた。山荘を出発して約2時間で南峰に到着、風が強く寒い。そのまま北峰に進む。50分で北峰に到着、昨年来の念願かなう。目の前には昨年登った五竜岳が、北峰から続くキレットの先に堂々とした姿を見せていた。下山は来た道をそのまま帰る。終始剣岳をはじめとする北アルプスの山々に見守られた素晴らしい山行だった。

 矢崎 記 

PA010658 
 鹿島槍ヶ岳北峰山頂にて
P9300561紅葉が始まっていました。種池山荘まで
楽しく登りました。 
 P9300567種池山荘に到着です。この日は雲一つない
快晴です。
 P9300589爺ヶ岳南峰にて。テンションが上がっり
ぱなしでした。
P9300604 

 

爺ヶ岳南峰からの剣岳。今回の山行は常に
剣岳に見守られて歩きました。
PA010626 翌朝4:30に山荘出発、途中の稜線から東の
方向を眺めると、空が段々オレンジ色に。 
 PA010631朝日を受け赤く染まる鹿島槍ヶ岳。感動の
一瞬でした。 
 PA010668下山は来た道を戻りました。今回歩いた稜線
がハッキリ見渡せました。楽しい山行でした。
またいつか歩きたい本当に素晴らしい山域です。