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雲取山~飛竜山

6/2 鴨沢から雲取山を目指す。登山道はよく整備されていて歩きやすい。七ツ石小屋から七ツ石山を経て石尾根に出る。曇り空ではあるがみどりの山並みがカラマツの向こうに広がっている。奥多摩小屋は閉鎖されてテント場も使用禁止となっていた。
 小雲取山の巻き道を過ぎのびやかな尾根を歩いて避難小屋に到着。急登で雲取山の山頂に着き、下ると雲取山荘がある。部屋は炬燵が用意されていてその暖かさにホッとする。
6/3 小雨がぱらついているが空が明るい。避難小屋までもどり、分岐を西へ。登山道は昨日と一変して、笹が生い茂った,とても狭い道となる。足場の悪い急坂だ。奥秩父縦走路である。下りきったら三条ダルミ。登山道は南側に山稜に沿って続いている。
 北天のタルを過ぎると道は傾斜こそゆるやかだが岩場が増え,桟道が次々と出現する。シャクナゲが咲いている。飛竜権現に到着。手を合わせた後、飛竜山を目指す。一帯がシャクナゲの群生地である。花の中を歩く。飛竜山の山頂は、展望のない小さな高み。山梨百名山と記されたシンプルな標柱が立っているだけだ。たどり着くまでの道が思いのほか大変だったのでうれしさが胸に満ちた。
 北天のタルに戻り、三条の湯への道をとる。笹が徐々に途切れ、山の斜面を細い道が続く。マキの燃えるにおいが漂ってきて木立の間に赤い屋根が見えてきた。三条の湯だ。お湯を楽しみ体が軽くなったのを感じながら林道をお祭りへと下山した。

青野 記 

雲取山山頂で
あいにくの曇り空   
平将門伝説は次々と将門の最期まで表示されて
いました

「雲取山の見返り美人」
石尾根にあるカラマツにこの名をつけたのは
奥多摩山岳救助隊副隊長を務めた金邦夫さん

 

避難小屋から南を見る
ずっと眺めていたい景色でした
三条ダルミまで続いた下り
昨日までの登山道と違いました
シャクナゲが咲く飛竜山への登山道
気は抜けないが花がきれい💓
もうすぐ飛竜山
あたりはシャクナゲの群生地でした
探していたのに見つからなかった
飛竜山の近道の標識
「え?これ?」思わず3人で顔を見合わせました

矢平山(立野峠から 秋山山稜)

 5月17日
立野峠に無生野側から上り、矢平山、金ピラ山と秋山山稜を歩いた。
上野原から無生野行のバスは1日1便。緑の山里を走り、浜沢で下車する。を渡り、ちいさな分岐を左にとるとすぐ登山道となった。沢沿いをすすみ、ほどなく樹林の中の登りとなる。登り始めて50分で立野峠に着いた。ここからいよいよ稜線歩きが始まる。
登山道の両側は新緑の自然林である。初夏の気配いっぱいの若葉がきらめいている。木々の間に山ツツジがところどころオレンジ色の集落を作っている。風が通りぬける。タツナミソウを見つけ喜ぶが、そのあと、矢平山への急登となった。岩場の登りをこなして樹林に囲まれた山頂に着く。
新大地峠から先はボランティアの手で標識が作られている。秋山温泉までほほえましい手作り感満載の標識がつづく。金山峠を過ぎ、視界がひらけた。すそ野がみえ、向かいには阿夫利山が見えている。金ピラ山からはロープのある急な下り。落ち葉の急坂が続く。鹿よけの頑丈なガードを開錠して桜井集落へ向かう。手入れされた段々畑を抜けていく。バス道に出て秋山温泉に3時半に到着。ひと息ついて温泉のバスで上野原まで送ってもらった。

青野 記


矢平山山頂にて

静かな山頂

すれ違ったのはひとりだけ
新緑の中の鮮やかなオレンジ

ヤマツツジです
気持ちのいい稜線歩き
タツナミソウを見つけました

岩場に咲いています
新大地峠からはこんな標識💛

木の枝をうまく利用しています
かわいい標識

思わずにっこりします💛💛
桜井集落

下山したらこんな景色が待っていた!

バス道に出るまで手作り標識の応援です

岳沢~奥明神沢~前穂ダイレクトルンゼ~前穂高岳

  5/3~5 北ア 岳沢~奥明神沢~前穂ダイレクトルンゼ~前穂高岳
今年のゴールデンウィークは6年連続で前穂高を登ってきました。

  5/4は沢渡駐車場から上高地に入る。岳沢登山口から登る。まもなくデブリの沢山ある岳沢を詰めて岳沢小屋前にテントを張る。まずはビールでカンパイ。快晴で穂高連峰は眩しく輝く雪の峰だ。
  5/5 朝4時前に暗闇の中ヘッドランプを付けて出発する。デブリが沢山あり、また、終始超急傾斜の雪渓で辛い登りだ。2時間強登り詰めて狭いコルだ。ここからが前穂ダイレクトルンゼだ。傾斜が50度ある雪渓で滑落は許されない。焦らず確実に登る。まもなく、頂上まで続く幅広の斜面となる。後ろを振り向くと明神岳が眼前に大きく聳えている。
  やったー!前穂高岳頂上だ。快晴の中、目の前の奥穂高岳、ジャンダルム、西穂、涸沢、北穂、槍ヶ岳が雪に覆われた峰々が輝いていた。

 占部 記

            

前穂高頂上 奥穂高岳をバックに

岳沢小屋前にテントを張る

ゴールデンウィークなのにテントが少ない。
小屋の受付の小池さんも八王子山の会は今年もどうぞと声をかけてくれる!

ダイレクトルンゼを登る

傾斜が50度あり、とてもキツイ登りだ。
私はピッケルとバイルで登る。

背後には眩いばかりの明神岳が追っている
チョット休憩

河童橋にて

 

 

 

 

北八 天狗岳

5月3日~4日にかけて北八の天狗岳に登ってきた。4月30日~5月1日にかけて天気が悪かったので雪が増えたかと期待したが、前日小屋へ電話するとこちらも雨だったとの事。あまり雪は期待できない中で出発した。
5/3 八王子を出発するもGW真っただ中で当然渋滞。しかし思った程巻き込まれず、予定より30分遅れで白駒池駐車場に到着。白駒池からまずはニュウに向かって出発。おそらく雪の量は少なめと思われるが、お陰で緑と白のコントラストを存分に楽しめた。その後ニュウまでは結構な登りが続く。ニュウからは雪と岩のミックスとなり、アイゼンの歩行訓練となった。中山分岐から黒百合ヒュッテはそれなりの雪の量となりまずまずである。
5/4 全くの無風で絶好のコンディション。中山峠からは東天狗の頂上まで急登が続く。無風のため暑い。途中雲海の絶景を眺めながら登る。山頂直下からは完全夏道となる。東天狗山頂ではそれなりに人が居たが西天狗まで行ったのは我々だけでちょっと意外だった。下山は天狗の庭は通らず、来た道を下り、中山峠からは高見石を目指す。長いダラダラとした下りを降りて高見石小屋で揚げパンを食べる。天気が下り坂となり駐車場に着いたらみぞれが降りだした。今日も天候に恵まれてラッキーな山行だった。 間普 記

東天狗岳山頂にて

 

雪が少なめな為、かえってこの時期らしい苔と雪のコントラストが美しい。
ニュウから先はこのように完全に雪と岩のミックス状態。
アイゼンの歩行訓練には良いかもしれない。
早朝の雲海がすばらしい。
こんな感じで東天狗岳目指して急登の登っていきます。

西天狗岳を降りたところから見る東天狗岳。
完全に夏道。

天狗岳からの下りもこんな感じです。注意は必要ですが、もちろん下りの方が楽です。
中山の展望台から先は高見石
まで延々とダラダラの下り坂
が続きます。

涸沢~北穂高岳

 平成から令和に元号が変わるこのタイミング(4/27~5/1)で涸沢をベースに涸沢岳、北穂高岳登頂が計画された。4/27夕刻に八王子を出発、22:00に沢渡に到着しここで前泊。翌日早朝タクシーで上高地まで移動し、明神、徳沢、横尾を経由し涸沢ヒュッテに15:00到着。その日は過ぎ行く平成に思いを馳せ、皆で楽しく美味しいお酒を頂いた。
 翌日(4/29)ヒュッテの外に出てみると雲一つない快晴。但し予報では午後から天気が崩れるとのこと。会長の判断でこの日は北穂高岳を目指すことにする。ルートを臨むと既に多くの登山者が急登に取り付いている。我々のパーティーも早速出発。まずは涸沢小屋の右手を回り込み、直登のルートに入る。途中2つほど大きな岩があるが2つ目の岩を超えると傾斜は更にきつくなる。一同声を掛け合い頑張った。山頂直下になると重い足が更に重くなる。登り始めて約4時間30分で山頂到着、皆で握手をしお互いの健闘を称えあう。予報通り山頂に着く頃に雪が降り出す。北穂高小屋に立寄りお昼休憩したが展望は全く無かった。下山は同じルートで下り涸沢小屋に立ち寄りビールで乾杯、最高の味がした。
 平成最終日の翌日(4/30)は朝から雨。涸沢岳を中止し、雪の急斜面でロープワーク訓練を実施することにした。北穂東稜取付き付近のバリエーションにて実施、内容の濃い充実した訓練になった。ヒュッテに戻り平成最後の夕食を頂いた、その後も皆で部屋に戻り飲みながら語りあった。最終日の5/1、上高地まで同じルートで下山し4泊5日の充実した山行を終了した。

矢崎 記

北穂高岳山頂にて
上高地を出発し徳沢、横尾を経由本谷橋を超え本格的な登りになる。
この時期としては雪の量も豊富でした。
ヒュッテに到着後、テラスに出て皆で乾杯。
穂高連邦や涸沢カールに囲まれ、贅沢な時間を過ごしました。
翌朝は快晴、ヒュッテの裏手には奥穂高岳をはじめ穂高の主峰達が我々を見下ろしているようでした。
今日の目標は北穂登頂。
既に多くの登山者が北穂へのルートに取付いて、我々の闘志に火がつく!! 
北穂への急登、全員前を見る余裕ありません!
息が切れてキツカッタ。
北穂小屋の前で。
山頂に着く頃には雪が降り出してきました。
下山は滑らないように慎重に、足を運びました。
下山途中、滑落者が救助隊員に担がれていました。
しばらくして救助ヘリが到着。我々のすぐ目の前での出来事です。
救助隊員からヘリが近づくので雪崩に注意するように言われ、ヘリが去るまで待機しました。
北穂下山後、涸沢小屋に立ち寄りビールで乾杯です。
こんなに美味しいビールは久しぶりです。
翌日は朝から雨。
涸沢岳登頂は諦め、北穂東稜の取付き付近でロープワーク訓練を実施。会長の激がとびます。(^^)/
平成最後の夜を涸沢ヒュッテで迎えました。
みなで行く[平成]に別れを告げ、来る[令和]に期待を込めて乾杯をしました。
3泊もお世話になった涸沢ヒュッテともお別れです。
今回はヒュッテ別館を八王子山の会が貸切状態になるなど、
とても恵まれた山小屋生活でした。
さー、上高地に向けて下山です。
登ってきたときはとても苦しかったけれど、下りは軽快に飛ばしました。
横尾に到着。
これから先はほぼ平坦なハイキング道です。
上高地バスターミナルに到着です。
長かった涸沢~北穂の山行も無事終了しました。