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奥穂高岳、涸沢岳

毎年恒例の学生時代の友人と夏山山行に行ってきた。今年は北アルプス、奥穂、涸沢岳。いつもの様に上高地から横尾経由で涸沢ヒュッテに、2か月ぶりのヒュッテだがそれほど混んでいなかった。2日目早朝ヒュッテを出発しザイテングラード経由で穂高山荘へ登り荷物をデポし、奥穂に取りついた。最初に厳しい切り立った岩稜と垂直に近い鉄梯子を難なく通過、その後の岩稜も楽しく登る。右手に西穂に続くジャンダルムを敬意の念で眺めながら先に進み、山頂に到着。多くの登山者でにぎわっていた。下山後すぐに涸沢岳に登った。この日は快晴で360度素晴らしい景色を堪能した。最終日は早朝山荘を出発途中のザイテングラードでモルゲンロートも見ることができ感激した。横尾に戻ってくると真夏の暑さに閉口した。そのまま上高地に戻り2泊3日友人との楽しい山行を終了した。

矢崎 記

奥穂高岳山頂

本谷橋を超え本格的な登山道です。
2か月前に登った雪道とは全然様子が違い、夏道も結構きつかった。
 涸沢ヒュッテに向かう途中、雨が降り出し直ぐに強い雨になった。レインウェアーを着込んでさらに先を急いだ。
 ヒュッテに到着後、テラスにてビールで乾杯。
2か月前雪の中を登った北穂高へのルートが確認できて嬉しかった。
翌日早朝、ヒュッテを出発しザイテングラードに取りつく。
これまで経験した岩稜ほど厳しくはなかったが、慎重に進んだ。
穂高山荘まではもう少し、快晴の中気持ちよく登れた。
山荘にザックをデポして、山頂を目指す。最初に厳しい登りや鉄梯子などあったが、楽しく登った。
7歳の坊やがお父さんとおじいちゃんと一緒に登っていた。
名前が穂高君と言うそうです。
山頂へ続く山道から西穂に続くザイテングラードを初めて眺めた。いつか超えたい場所です。
下山後すぐに涸沢岳に登る。
20分程度の登りだったが、息が切れた。
山荘に戻り、午後はビール、ウイスキー、日本酒で今回の山行の反省会。
周りの岳人達と色々お話ししてとても楽しいひと時を過ごした。
最終日の早朝、常念岳方向から朝日が上がってきた。
 朝日に染まる奥穂高、とても綺麗でした。

 

涸沢~北穂高岳

 平成から令和に元号が変わるこのタイミング(4/27~5/1)で涸沢をベースに涸沢岳、北穂高岳登頂が計画された。4/27夕刻に八王子を出発、22:00に沢渡に到着しここで前泊。翌日早朝タクシーで上高地まで移動し、明神、徳沢、横尾を経由し涸沢ヒュッテに15:00到着。その日は過ぎ行く平成に思いを馳せ、皆で楽しく美味しいお酒を頂いた。
 翌日(4/29)ヒュッテの外に出てみると雲一つない快晴。但し予報では午後から天気が崩れるとのこと。会長の判断でこの日は北穂高岳を目指すことにする。ルートを臨むと既に多くの登山者が急登に取り付いている。我々のパーティーも早速出発。まずは涸沢小屋の右手を回り込み、直登のルートに入る。途中2つほど大きな岩があるが2つ目の岩を超えると傾斜は更にきつくなる。一同声を掛け合い頑張った。山頂直下になると重い足が更に重くなる。登り始めて約4時間30分で山頂到着、皆で握手をしお互いの健闘を称えあう。予報通り山頂に着く頃に雪が降り出す。北穂高小屋に立寄りお昼休憩したが展望は全く無かった。下山は同じルートで下り涸沢小屋に立ち寄りビールで乾杯、最高の味がした。
 平成最終日の翌日(4/30)は朝から雨。涸沢岳を中止し、雪の急斜面でロープワーク訓練を実施することにした。北穂東稜取付き付近のバリエーションにて実施、内容の濃い充実した訓練になった。ヒュッテに戻り平成最後の夕食を頂いた、その後も皆で部屋に戻り飲みながら語りあった。最終日の5/1、上高地まで同じルートで下山し4泊5日の充実した山行を終了した。

矢崎 記

北穂高岳山頂にて
上高地を出発し徳沢、横尾を経由本谷橋を超え本格的な登りになる。
この時期としては雪の量も豊富でした。
ヒュッテに到着後、テラスに出て皆で乾杯。
穂高連邦や涸沢カールに囲まれ、贅沢な時間を過ごしました。
翌朝は快晴、ヒュッテの裏手には奥穂高岳をはじめ穂高の主峰達が我々を見下ろしているようでした。
今日の目標は北穂登頂。
既に多くの登山者が北穂へのルートに取付いて、我々の闘志に火がつく!! 
北穂への急登、全員前を見る余裕ありません!
息が切れてキツカッタ。
北穂小屋の前で。
山頂に着く頃には雪が降り出してきました。
下山は滑らないように慎重に、足を運びました。
下山途中、滑落者が救助隊員に担がれていました。
しばらくして救助ヘリが到着。我々のすぐ目の前での出来事です。
救助隊員からヘリが近づくので雪崩に注意するように言われ、ヘリが去るまで待機しました。
北穂下山後、涸沢小屋に立ち寄りビールで乾杯です。
こんなに美味しいビールは久しぶりです。
翌日は朝から雨。
涸沢岳登頂は諦め、北穂東稜の取付き付近でロープワーク訓練を実施。会長の激がとびます。(^^)/
平成最後の夜を涸沢ヒュッテで迎えました。
みなで行く[平成]に別れを告げ、来る[令和]に期待を込めて乾杯をしました。
3泊もお世話になった涸沢ヒュッテともお別れです。
今回はヒュッテ別館を八王子山の会が貸切状態になるなど、
とても恵まれた山小屋生活でした。
さー、上高地に向けて下山です。
登ってきたときはとても苦しかったけれど、下りは軽快に飛ばしました。
横尾に到着。
これから先はほぼ平坦なハイキング道です。
上高地バスターミナルに到着です。
長かった涸沢~北穂の山行も無事終了しました。

塔ノ岳(ヤビツ峠~塔ノ岳~大倉)

3月31日今年度最終日、丹沢山系塔ノ岳に登ってきました。
当日は八ヶ岳(硫黄~天狗岳)のテント泊山行に行く予定でしたが、天気予報が稜線上は暴風雪との事で、急遽中止。その代わり比較的天気が良さそうな丹沢山系塔ノ岳をヤビツ峠から登ることにしました。このコースはこれまで何度も登っていますが、表尾根を登っている最中に振り返ると見渡せる江の島や相模湾のすばらしさをもう一度見たくて行きました。ヤビツ峠では多くの登山者がバスから下車、我々も準備を整え8:30出発。二ノ塔、三ノ塔を過ぎ行者ヶ岳後の鎖場も難なくクリヤーしました。塔ノ岳にはヤビツ峠から4時間12:30に到着。ここまでほとんどが曇りの天気で期待していた表尾根からの絶景は全く見えませんでした。尊仏山荘に入りそこで昼食の餅入り、チーズ入りの煮込みラーメン、冷えた体にアツアツのラーメンが最高に美味しかったです。下山は大倉尾根を大倉バス停まで下りました。途中可愛い鹿が餌を食べているのに出会いました。大倉尾根はいつ下っても長くて飽きますが、転んだりしたら大けがをしますので慎重に下りました。結局16:30にバス停着。充実した春の1日を過ごす事が出来ました。

矢崎 記

 久しぶりの塔ノ岳山頂。何も見えません。
ヤビツ峠では多く登山者が出発準備に余念がありませんでした。
三ノ塔を過ぎると急な下降階段。その前にいるお地蔵さんと記念撮影です。
行者ヶ岳を過ぎるとお約束の急な鎖場。慎重にそして楽しく下りました。
山頂到着後、尊仏山荘にお邪魔して八ヶ岳用に用意した煮込みラーメンを作りました。田川さんが用意した、パンにポテトサラダも最高に美味しかった。冷えた体にアツアツのラーメン+餅、それからとろけるチーズ!! 絶品でした。
食事後外に出てみると、富士山が少し顔を出しました。やはり富士山ですね。。
大倉尾根を下っていると、鹿さんが餌を食べていました。ピーっと口笛を吹いてみたら、こちらを向いてくれましたので、すかさずパチリ。
八ヶ岳の雪山テント泊縦走山行はできなかったけれど、春の日ののんびり山行が出来ました。

 

八岳連 雪山懇親会、谷川岳周辺

 3月2日~3日で毎年恒例の八岳連雪山懇親山行に参加してきた。今回はオリンパスの谷さんが企画し、谷川岳周辺での懇親山行だった。八王子駅南口を6:30に出発、天気は快晴で水上に近づくにつれて、前方に真っ白な谷川岳が段々大きくなり皆のテンションも上がってきた。
 天神平ロープウェイで天神平スキー場まで移動、ここで山スキー、ゲレンデスキー、スノーシューに分かれる。私はスノーシューに参加。スキーゲレンデ横の急登をスノーシューで登るのに一同一苦労したが、最初の急登を登りきる頃には皆慣れてきた。その後天神尾根のバージンスノーの上をスノーシューで気持ちよく歩く。前方には谷川の主峰トマの耳とオキの耳が青い空をバックにクッキリ見渡せ気分は最高潮であった。
 その夜の懇親会は大宴会、大いに盛り上がる。特に部屋に帰ってからの二次会ではオリンパスの若手も全員参加で、例年以上に話も弾んだ。2日目は、スノーシューは付けずに宿の裏手にあった奈良俣ダムに雪山ハイクに出かける。ダムの上から見上げた至仏山が立派だった。またダムの上から下までのバージンスノーの上を膝まで潜らせながら下ったのは、とても気持ちよくまた良い経験になった。宿に帰り美味しいコーヒーをすすり、スキー組をピックアップして帰王した。他の山の会の方々のお名前も殆ど覚え又仲良くなったのが最大の収穫です。来年は皆さんも是非参加することをお勧めします。 

矢崎 記

                    宿となった照葉荘の前で全員の集合写真
1日目スノーシュー班は天神スキー場の横の天神尾根を登り始める。最初から急登で息が切れるが、前方の青空が素晴らしく、早くあの上まで行きたいという思いで登る。
天神尾根を進んで行くと前方に谷川岳の主峰オキの耳、トマの耳が見えてくる。後方のコバルトブルーと谷川の純白が素晴らしいコントラストだ!!
1日目のスノーシュー班。他山の会の方々と仲良くなった。この辺りでは全員スノーシューにも慣れて
楽しいハイキングとなった。
更に尾根をすすむ。一旦下りそしてまた登る。
皆童心にかえり、はしゃぎながらフカフカの雪の上をすすんだ。
しばらく行くと、会長からストップの指示。この先はスノーシューで進むにはちょっと厳しいとの事。
時間的にも戻らなければならず、ここから天神平スキー場まで戻る。谷川をバックに会長の雄姿!!
夜の食事は勿論大宴会。他会の方がフルートを持参し、演奏会。一同聞きほれる。そしてお酒も進み気分は最高潮となり、二次会になだれ込む。
部屋に戻り二次会に突入。オリンパスの若手が参加した事で、おじさん、おばさんも盛り上がった。
スノーシュー班の2日目。宿の裏手にある奈良俣ダムに雪山ハイク。ダムの正面には至仏山が大きくみえて感激した。
ダムの上から下まで、バージンスノーの上を膝のあたりまで潜りながら下りた。とても楽しい経験となった。

           

 

立山三山

8月4日~5日にて学生時代の友人と共に立山三山に登ってきた。前日の夕方八王子を出発し2時間で梓川SAに到着後、前泊。翌朝5時に扇沢に向かう。朝6時には既に多くの登山者が切符売り場に並んでいた。7:30の始発トロリーバスに乗り込み黒部ダムに向かう。黒部では観光客に混じりダム見学を行った。その後ケーブル、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぎ室堂へ到着。早速浄土山への登山道に入る。一ノ越を越え雄山への急登に取りつく。この日は快晴で気温も高くかなりきつかった。雄山山頂には神社があり、ご祈祷などもしていた。雄山を後にして大汝休憩所を通過し、今度は大汝山に登る。その後、富士ノ折立を息を切らして登った。折立の先端はツンと尖った岩場、楽しんで先端まで行く。その後真砂岳を通過して1日目の宿泊地である内蔵助山荘に到着。翌日は6時出発。まずは三山最後の目的地別山に登った。南峰、そして北峰と登るが目の前に立山の主峰剱岳の素晴らしい姿を目の当たりにして感激した。下山は剣御前前小屋を経由して雷鳥沢キャンプ場におり、エンマ台を経由して室堂に戻った。2日間とも快晴に恵まれ、最高に楽しい3000mの稜線を歩いた。

矢崎 記

別山北峰からの剱岳
朝6:00扇沢バスターミナルでは既に多くの登山客がならんでいました。この後7:30の始発のトロリーバスに乗車しました。
扇沢からトロリーバスで黒部ダムへ。
多くの観光客に混じり黒部見学。大量の水が放水されていた。
室堂から浄土山に登る途中に雪渓があった。
この日は暑かったが、雪渓の上はヒヤリとして気持よかった。
雄山山頂。山頂には社があり、多くの人がご祈祷をあげてもらっていた。観光客が多かったが、この先から、ほとんど登山者のみとなった。
富士ノ折立山頂は尖った岩場。
楽しく登り、学生時代に戻り大はしゃぎ。
3000mの稜線の両脇にはカールが広がっている。
カールからは気持ちの良い風が吹き上げていた。
真砂岳に向かう稜線。
この辺りには観光客は全くいなくなった。
別山北峰にて剱岳をバックに。
いつか登りたい。

今回の山行は毎年恒例にやっている、友人との山行でした。天気は最高で、学生時代に戻り冗談を言い合いながら、本当に楽しく歩いてきました。立山と言うのは、観光客がこんなに居るとは知りませんでした。歩き始めは、何か場違いなところに来てしまったかな~っと思ったくらいです。雄山への岩場の上りを小学生が、運動靴で登っているのには驚かされました。このルートは初心者の方にお勧めのルートです。自分が歩いたルートが一望に見渡せる素晴らしいコースです。剱岳の大展望のおまけつきで~す。