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三伏峠~荒川三山~赤石岳~椹島へ

 8月11日~14日、3泊4日で三伏峠~荒川三山~赤石岳~椹島まで、南アルプスの核心部を縦走してきました。5人パーティ―の予定であったが、2名が参加できなくなりWさんとIさんの3名で歩いてきました。2013年8月に富山をスタートしてから4年、駿河湾まではまだまだ遠いが、ある程度先が見えてきたように思う。
 この夏は天候が安定せず、雨中の行軍を覚悟して出発したが、8/11と8/12の午後3時過ぎにスコールに見舞われた以外は、青空が顔を覗かせるほどの好天に恵まれ、順調に歩を進めることが出来た。天候不順が幸いしてか、どこのお花畑も可憐な花達がいっぱいで・・・、疲れを忘れさせてくれた。
 中岳の避難小屋では滑落事故の一報が無線で入り、その後の救助活動などが逐一無線で入り、緊迫した雰囲気であった。小屋の管理人さんは一人二役・・・、避難小屋の厳しい現実を目の当たり出来た一夜であった。

by motoki

IMG_2287夜明け前の悪沢岳山頂から
 荒川三山 悪沢岳から望む夜明け
IMG_2222

8月11日 14:20鳥倉登山口を出発
天候はまずまずだ・・・!
「では、行って来ます~」

IMG_2234富士を望尾む烏帽子岳山頂に着く
後方は塩見岳
昨年、甲斐駒から仙塩尾根を歩いたのが懐かしい。
遠く富士山を見ることが出来た!
IMG_2247小河内岳へ小河内岳へハイマツ帯を行く
眼を凝らすと、小河内岳の山頂近くに避難小屋が見える
IMG_2257小河内岳山頂小河内岳山頂で
バックは荒川三山
雲が何処からか沸き立つ・・・
IMG_23038月13日
中岳避難小屋を3:50に出発、悪沢岳でご来光を拝んでから、小屋で朝食を摂り‘出発’
今日も晴天だ・・・!
12荒川岳から南面に赤石岳を臨む荒川岳南面のお花畑から
赤石岳を望む
IMG_2326最終ピーク「赤石岳」12:04
赤石岳山頂に着いたぞ!
IMG_2364赤石岳8月14日 朝
赤石小屋から望む赤石岳の雄姿
IMG_2374第7弾で行く聖と兎赤石小屋上の三角点(2,564m)から
第7弾で歩く予定の山々の稜線を望む
右から、小兎岳・兎岳・聖岳・前聖岳・遠くに上河内岳が見える。
IMG_2380椹島に着きました

長い鉄製階段を一歩一歩踏みしめ・・・、
10:44 椹島登山口に無事到着!
「ハイタッチ」で締める

IMG_2383-001

第6弾の成功を祝し、「カンパイ~」
椹島ロッジ前のテントで

今回、出迎えてくれた可憐な花達

三伏ガレのお花畑

三伏ガレのお花畑

前小河内付近の花

前小河内付近の花

 
小河内~高山裏お花畑

板屋岳のガレ場から西側を望む

 
チシマギキョウ(高山裏避難小屋~中岳)

チシマギキョウ 中岳の登りで

荒川東岳から中岳へのお花畑

荒川岳お花畑

 
水場付近のお花畑を下る

水場付近のお花畑を下る

 
赤石沢2600mタヌキモ科ムシトリスミレ

赤石沢2600mタヌキモ科ムシトリスミレ

コースタイム
8/11  八王子6:35⇒高尾6:42⇒伊那大島12:10⇒14:00鳥倉登山口14:20→17:05三伏峠小屋
8/12  三伏峠4:50→5:40烏帽子岳→7:15小河内岳→9:25板屋岳→10:40高山裏避難小屋
    (昼食)11:00→11:25水場→12:20小広場→14:55前岳3068m →15:35中岳避難小屋

8/13  中岳避難小屋3:50→4:50東岳(悪沢岳)5:00→5:50中岳避難小屋7:35→8:40荒川小屋9:00→9:40
        大聖寺平→11:30赤石小屋分岐→11:55赤石岳 12:07→12:25分岐(昼食)13:00→13:35水場         
         →14:55富士見平15:10→15:45赤石小屋
8/14  赤石小屋7:20→10:44椹島登山口→10:55椹島ロッジ(昼食)13:00⇒14:00畑薙ダム14:25⇒17:47
        静岡駅17:52⇒20:00八王子

女峰山から小真名子・大真名子へ

5月27~28日 新人の卒業山行、中堅のリーダー研修を目的として、女峰山~小真名子山~大真名子に登ってきました。
1日目は小雨模様の中を1270mの標高差と長い登りに耐え山頂へ!
霧でルート不明瞭なレ場を下り、唐沢避難小屋に到着、早速水汲み、夕餉の支度にかかる。
2日目は天候の回復を祈りながら、再びガレ場を登り返し女峰山へ。帝釈山~小真名子山~大真名子山のルートはアップダウンがきつく、岩稜の登り下りや残雪の踏み抜きなどで体力を消耗する。また、樹林帯では踏み跡が不明瞭な個所も有り、ルートファインディングに神経を使う・・・。
参加者の頑張りとファイトで、条件が厳しいうえ
中身の濃い山行を無事に終えることが出来た。
今回の経験が皆さんの今後の山行にとって、大きな自信につながることを願って止まない・・・・!

元木 記


 大真名子山頂で バックは女峰山(右)と帝釈山(左)
 IMG_1967 小雨の中、霧降高原を出発!
先ず1,445段の階段の洗礼から始まる。
まだ、300段目、20%だ!
 IMG_1975  雨の中、小丸山で早めの昼食をとり、
次のピーク、赤薙山2,020mに到着する。
相変わらず、雨は止まない・・・。
 IMG_1983  女峰山への最後の登り
濡れた岩は滑りやすい・・・、慎重に登る。
この頃、雨は止み、濃いガスに変わる。
 IMG_1987  第一目標の〈女峰山〉2,464mに到着。
相変わらずのガスに、周囲は何も見えない。
早々に山頂を後にして唐沢避難小屋へ向け、濃いガスの中ガレ場を下る。
 IMG_1995  唐沢避難小屋
2階建ての綺麗な避難小屋である。
食事を準備したり、食べたりするテーブルまでしつらえてある。
この日は先客が3名と我々8名、ゆうゆうであった!
 IMG_1998 女峰山への急なガレ場を登り返す。
出発する頃には雨も上がり、徐々にお天気が回復してくる。
「お天気の女神さまに感謝・・・」
 IMG_2022  樹林帯では踏み跡が不明瞭なところもあり、神経を使う。
残雪に足を取られ、抜くのに一苦労・・・・!
体力を消耗する。
IMG_2029 ようやく〈大真名子山〉2,375mに到着。
山頂から見る男体山の雄姿、中禅寺湖が見える。
白根山、皇海山、遠く燧ケ岳も望まれた。
青空が広がり、皆、生気を取り戻す・・・。
 IMG_2036  大真名子を後に志津乗越に下る。
こちらも急な岩稜帯、鎖場あり、ハシゴあり・・・・。
疲れた膝をかばいながら、慎重に下る。
コースタイム
5/27 霧降高原10:10→11:00小丸山11:30(昼食)→12:25赤薙山12:45→13:50奥社跡→15:25一里ヶ曽根
→17:30女峰山17:40→18:20唐沢避難小屋
5/28 唐沢避難小屋6:10→7:25女峰山7:44→8:15帝釈山8:25→9:20富士見峠→10:45小真名子10:59→
11:30鷹の巣11:48→13:13大真名子13:33→15:11志津乗越15:21→17:15光徳17:28⇒18:33東武日光

雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~王岳へ

 12月18日、快晴の空の下、雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~王岳へ登ってきました。登山口である東入川堰堤広場までは河口湖駅からタクシーで移動、地図読みを全員で行いコンパスを最初に目的地である鬼ヶ岳に合わせて出発しました。雪頭ヶ岳山頂直下で、素晴らしい富士山や南アルプスが、思わず足を止めてシャッターを切りました。鬼ヶ岳山頂にて小休止、このあたりから風が出てきましたが周囲の景色は素晴らしく本当に癒されました。 鬼ヶ岳から王岳までの間はロープ場などもあり少し緊張する場面もありましたが全員慎重に通過しました。鍵掛峠で待望の御昼ご飯、陽だまりの中に腰を下ろし皆で食べるご飯は最高でした。 ここで持参したアイゼンの装着訓練と歩行訓練。先輩の指導を受け装着。その後歩行訓練を行いました。 また所々で自分の位置の同定や、行く先の方向確認など地図読みの技術も習得しました。王岳からの下りはとても長く少し膝にきましたが、全員無事に楽しく戻ってきました。 一日中富士と南アルプスに見守られ素晴らしい山行でした。

矢崎  記

pc181090

登山口からまずは緩やかな林道を行きます。
まだ陽が当たらず、とても寒く皆黙々と先を急ぎました。

 

img_1216まずは最初の目的地である雪頭ヶ岳を目指します。
今回は人数が多かった為、2班に分けて行動。
こちらは山下(日)さんリーダーの1班です。
img_1220山本さん率いる2班。
この辺りでは既に陽も当たりかなり汗が出てきました。
img_1222雪頭ヶ岳直下にくると素晴らしい富士山が、思わず息を飲むような景色。
青い空をバックに輝くような富士の姿に感激。
img_1225顔を右にむけると、南アルプスが、その堂々とした姿を誇らしげに見せていました。
img_1226北岳、間ノ岳。
雪に覆われた白根三山も素晴らしかった。
img_1229鬼ケ岳山頂で小休止。
ここから少し風が強くなりました。
皆で集合写真。
img_1234

鬼ヶ岳から鍵掛峠までは、アップダウンの連続。
またロープ場もあり、慎重に下りました。

img_1239鍵掛峠でも素晴らしい景色。
皆思わずシャッターを押してしまいます。
陽だまりの中でお昼ご飯を頂いた後、アイゼンの装着訓練と歩行訓練を行いました。
img_1245王岳にて最後の集合写真。
今日一日最高の天気と素晴らしい山の仲間に恵まれ、楽しい山行を終了しました。

朝5時52分の八王子発大月行きにて、出発した。顔を合わせ人員確認すると1人足りない。市村さんの顔が見えない。直ぐに確認の電話。山田駅にいるとのこと、、、、 既に電車は発車している。残念ながら市村さんは不参加となった。 大月からの富士急行の電車から素晴らし富士山が右に見えたり左に見えたり。否が応でもテンションあがる。 この山行はハイキングと聞いていたが、かなりきつかった。鬼ヶ岳までの登り、鍵掛峠までのアップダウン、王岳最後のアプローチの急登、初心者にとってはその脚力を試される山行でもあった。途中の地図読みやアイゼン装着訓練、歩行訓練など丁寧に教えて頂き色々勉強になった。

市村さん、今度またご一緒しましょう~!!

 

 

100名山 木曽駒ヶ岳~宝剣岳

10月13日~14日 木曽駒ヶ岳と宝剣岳に行って来ました。
二日間とも無風快晴の天候に恵まれ、初日に岩稜の宝剣岳を登り、木曽駒ヶ岳山頂からは御岳山はじめ360度の展望でした。 
伊那前岳からは、槍ヶ岳、奥穂岳をみながら、稜線万歩を楽しみました。

占部 記

%e7%a5%9e%e7%a4%be%8djpg駒ケ岳神社前にて
%e4%b9%97%e8%b6%8a%e6%b5%84%e5%9c%9f109jpg乗越浄土
%e5%ae%9d%e5%89%a3%e5%b2%b3jpg宝剣岳下部
%e5%ae%9d%e5%89%a3%e5%b2%b3%e5%b1%b1%e9%a0%82%e3%81%ab%e3%81%a6jpg宝剣岳山頂にて
img_0117%e9%a0%82%e4%b8%8ajpg 宝剣岳山頂にて
%e4%b8%ad%e9%96%93%e7%82%b9%e3%81%ab%e3%81%a6jpg中間にて
img_0120%e7%a5%a0%e3%81%ae%e5%89%8d%e3%81%a7祠前で
%e9%a0%82%e4%b8%8ajpg 
%e7%99%be%e5%90%8d%e5%b1%b1%e3%80%80%e6%9c%a8%e6%9b%bd%e9%a7%92%e3%81%8c%e5%b2%b3%e9%a0%82%e4%b8%8a%e3%81%ab%e3%81%a6jpg駒が岳山頂にて
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宝剣岳を見ながら下山

 

甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳~塩見岳~三伏峠

8月11~15日に富山湾から駿河湾へ「日本アルプス大縦走」シリーズの第5弾として、甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳~仙塩尾根~塩見岳~三伏峠の約50kmを鷲林さんと歩いてきま した。5日間とも好天というめったにない幸運に恵まれ、山頂に立つ度に少しずつ変わる日本アルプスの大展望を心行くまで堪能できました。

元木 記

IMG_0615
仙塩尾根 北荒川岳から見る塩見岳
IMG_05321日目 黒戸尾根を登り七丈小屋へ
急なハシゴとキツイ岩場の登りが続く
秋山さんと井上さんは甲斐駒登頂が目的だ・・・
IMG_05282日目 七丈小屋から山頂へ
ようやく八合目御来迎場に着く
素晴らしいお天気だ・・・
振り返ると、八ヶ岳連山が黒いシルエットとなって横たわっている
山頂まであと一息だ!
IMG_0534山頂からの眺望
雲海に浮かぶ鳳凰三山と富士
地蔵岳のオベリスクの穂先が富士と重なる
IMG_0540まるで別世界のイメージ・・・
念願の叶った秋山さん、井上さんは北沢峠からこの日に帰王
IMG_0546

北沢峠で
仙丈ヶ岳登頂を目指す市村さん、青木さんと合流
この日は仙丈小屋の混雑を避けて馬の背ヒュッテ泊りだ

IMG_0554

3日目 仙丈ヶ岳から熊の平へ
雲海を染めて昇る日の出を拝む
仙丈ヶ岳の登りで

IMG_0564間ノ岳と農鳥岳がぽっかりと雲海に浮かぶ
今日も素晴らしいお天気だ
仙丈ヶ岳山頂から
IMG_0566

仙丈ヶ岳山頂で
小仙丈~大平山荘~北沢峠へと下山する市村さんと青木さんに見送られ、我々は仙塩尾根から熊の平~塩見への長いロードへ出発!

IMG_0576仙塩尾根の最初のピーク 大仙丈ヶ岳で
ここまで来ると高山植物が目につく
大仙丈の下り、ハイマツ帯でライチョウの親子に出会う
IMG_0581伊那荒倉岳2519mの山頂
三等三角点 点名「荒倉岳」
周囲は樹林帯で視界は全くない
壊れかけた標識が置かれているだけ・・・
IMG_0621

4日目 熊の平小屋から塩見岳~三伏峠へ
夜半、3,000m近い高所から澄み切った夜空に繰り広げられる「流星群」のショーに見とれました・・・。
写真は北荒川岳と北俣岳のちょうど中間点通称ビューポイント(2,739m)から望む塩見岳です。
ピラミッド形の山頂がよく目立ちます。

IMG_0630

塩見岳東峰の登り
ゆったりと流れる夏雲の白さに、疲れを忘れる・・・。
東峰の標高は3,052mであるが、塩見岳の標高は三角点の置かれている西峰の3,047mとなっている。

IMG_0635塩見岳西峰山頂で
二等三角点が置かれていた。
遠く富士山が望まれる・・・。
IMG_0650

三伏峠小屋のテン場で
岩本さん、矢崎さんと合流し、大いに盛り上がる!
この日の夜は初めて雨となり、鷲林さんのツェルトが浸水する

 

IMG_0661

5日目 三伏峠から鳥倉登山口へ
鳥倉林道から塩見岳を望む
明け方には雨も上がり、下山する頃には青空が顔を覗かせる
岩本さん、矢崎さんがどこかを登っているハズである
長い山旅の無事に感謝しつつ一路 Goalへ・・・!

コースタイム

8/11 八王子5:52⇒高尾6:14⇒8:15日野春⇒タクシー⇒8:40竹宇駒ケ岳神社8:50→10:45横手分岐
→13:20刀利天狗→14:25五合目小屋跡→15:45七丈小屋                              七丈小屋(泊)

8/12 七丈小屋5:50→6:40八号目御来迎場→8:20甲斐駒8:40→9:45駒津峰→11:55北沢峠12:58→
14:40大滝の頭→15:35馬ノ背ヒュッテ                                                        馬ノ背ヒュッテ(泊)  

8/13 馬ノ背ヒュッテ5:00→6:05仙丈ヶ岳6:15→6:45大仙丈ヶ岳→9:00高望池 →10:20横川岳→
10:48野呂川越→14:50三峰岳→15:44農鳥分岐→16:05熊の平小屋             熊の平小屋(泊)

8/14 熊の平小屋5:30→6:30竜尾見晴→8:16北荒川岳→10:20北俣岳分岐→11:03塩見岳東峰→
11:20塩見岳西峰→12:20塩見小屋12:57→14:42木谷山→16:20三伏峠小屋          三伏峠小屋(泊)

8/15 三伏峠6:30→8:18鳥倉登山口9:10⇒⇒11:00伊那大島駅