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3月6日、ここ1,2年入会者より本格的な雪山登山を目指す会員を対象に確実な基礎技術を会得してもらうべく、また3月予定の北アルプス雪山実践を参加してもらうべく雪上訓練を実施しました。自家用車にて前夜、馬返しまで入るべく中央道を飛ばし、浅間神社より入り、途中チェーン装着後誰もいない馬返しに着く。テントにて懇談後仮眠する。翌朝好天のなか出発、すぐ雪道だ。3時間で5合目、佐藤小屋着。積雪量、雪質などベストの状態だ。早速場所選定後、基本より開始。キックステップ、アイゼンおよびピッケルテクニック、滑落停止、ロープ使用での確保、雪上登行の実践など10時30分より16時まで食事以外休みなしでトレーニングに励んだ。
2日間の予定であったが都合で1日になり、十分な訓練ではなかったが3名とも熱心にまた真剣に取り組んでくれた。研修、訓練は厳しく実践に近いほど身に付くし本番への心構えもできてくる。今後も最低年に数回はトレーニング、実践行動をしたいと思っています。 熊谷 博
コースタイム 3月5日―八王子8:00―馬返し10:30仮眠テント設営
3月6日―馬返し7:30―2合目8:15~30―佐藤小屋10:20・・周辺にて訓練終了15:45、下山開始16:00―馬返し17:15~17:50―八王子20:30着
費用―高速代1250×2=2500 往復約180キロ5500 1人2000円
2月12日(土)~13日(日)、悪天予報のため1日ずらし八ヶ岳・硫黄岳に入山した。同行予定だったS氏の「悪天なのでやめるよ」も無理はないし、日ごろから単独行は避けるよう集会等で言っているだけにあまりほめられたものではないが、1月、業界や活動している関係団体の新年会、顔合わせ、行事など1連の日程を消化し、今の厳しい時期の雪山の勘を忘れないためにも入山しておきたかった。メンバーにも早く雪山にキチンと慣れておくよう企画したが都合が合わず、やむなく単独だが積雪期にもなんどと無く入山しており特に不安はない。
早朝西八王子を出発、茅野下車、定期バスにて美濃戸に入った。すでに登山者の車が80台もあろうか、身支度を整い新雪が25センチのなか出発する。
赤岳鉱泉の話によると雪が1月はほとんど降らなかったと言う、2月2週目に2度にわたって降雪があり50~60センチの新雪だ。八ヶ岳周辺にて4回の表層雪崩があり、1人が胸まで埋まったが救出されたとのこと。天候や雪の状態不安から稜線に上がらずだいぶ帰ったらしい。帰りに美濃山荘のご主人にも話しを聞いたが、「雪山ではパーティを組まないと埋まったらだれも助けてくれないからなー。」ごもっともです。今後もしっかりとした指導のもと、安全対策を怠るわけにはいかないと感じながらも充実した2日間であった。
熊谷 博
12日―高尾6:14―茅野8:50 バス茅野発9:35―美濃戸10:30 11:00出発―行者小屋15:00―赤岳鉱泉15:30
13日―鉱泉発7:30―赤岩の頭9:05―硫黄岳9:30~9:55―赤岩の頭10:10~10:20―赤岳鉱泉11:35 ~12:00―美濃戸14:10 ~バス発15:00―茅野15;35―あずさ新宿行き15:50―八王子着17:37
費用―高尾、茅野間2730円、茅野バス900×2=1800円、あずさ料金4300円、鉱泉泊9000円 合計17830円