10月29日~30日に恒例の「お楽しみ山行」として、美しい紅葉に彩られた伊那谷周辺の山に行ってきました。「お楽しみ山行」はなかなか行く機会のない、あまり知られていない隠れた山を目指し、《みんなで行こう・・・!》と云う主旨で、15年ぐらい続けている企画です。今年は、伊那谷と南アルプスの大展望台と云われる[烏帽子ヶ岳]、南アルプスの主陵を西側から見る圧倒的な展望の山[尾高山]、そして里山からは干支の山[卯月山]と・・・、それぞれに違った味があり、何れも魅力がいっぱいの伊那谷の山々を、秋の紅葉を求めて巡ってきました。今回はその中から、素晴らしい天候と澄んだ秋空の下、美しい紅葉と大展望を味わうことが出来た、[烏帽子ヶ岳]登山の様子をお伝えしたいと思います。
標高880m付近の柿やリンゴがたわわに実る松川町付近から見た「烏帽子ヶ岳」
鋭い烏帽子型の山頂を見て、否応なしテンションも上がる・・・! |
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鳩打峠の登山口に立つ「案内看板」
烏帽子ヶ岳山頂まで4hrとある!
念丈岳までは更に2.5hr、一体誰が登るのだろうか・・・?
全員で恒例の準備体操を行い、標高1,120mの登山口を7:46に出発!
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出発してから1時間15分、美しいカラマツ林の登りが続く。
登山道は良く整備されていて歩きやすい。
登山口の看板にもあった「念丈倶楽部」の方々がボランティアで整備していることを後で知った。
感謝、感謝の気持ちで一杯だ・・・。 |
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紅葉も真っ盛り!
真っ青な空とのコントラストが目に染みるようだ。
ほんとうに良い時期に来たものだあぁ~! |
9:28、樹間から烏帽子が望めるこの場所で小休止。
標高はまだ1,740m、「それにしても遠いなぁ・・・」 |
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この辺りは緩やかなカラ松林が続き、皆さん余裕の足取り・・・! |
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10:17、標高1,849mセキナギの頭(=7合目)を少し過ぎた鞍部から下伊那方向を見る。
この辺りは南側のシラハケ沢から崩壊が進み険しい地形になっていた・・・! |
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8合目から上は針葉樹林帯の急登が続く。
平均斜度が30度を超えると言われるヤセ尾根を喘ぎ喘ぎ登る・・・。
この辺りから、間隔の開きが目立って来る・・・!
「頑張れ・・・!」「頑張れ・・・!」 |
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10:31、標高1,975m付近の岩頭脇をトラバースする。
登山道も岩や木の根っこだらけとなり、気が抜けない!
山頂まであと220m。
「さあ、もうひと踏ん張りだぁ・・!」 |
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11時18分、遂に山頂に立つ!
伊那谷や南アルプスの雄大な眺めに、苦しかった登りを忘れ感激に浸る・・・。
登り始めてから3時間30分、ちょっとハイスピードだったかも知れない。 |
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左から仙涯嶺・南駒ヶ岳・赤椰岳・空木岳~池山尾根を望む。
写真より左側には南越百山・越百山も見える・・・!
〈Wさんがしきりにビデオを廻している〉 |
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伊那谷の大展望(下伊那方面)
伊那谷を挟んで遠く南アルプス連山のシルエットが美しい。
前衛の山塊の中には明日登る、[尾高山]と[卯月山]もあるハズ・・・。
あまりの素晴らしい眺望に、皆しばし“昼めし”も忘れる。。。。
もっと留まりたい気持ちを断ち切り、12時丁度に腰をあげる! |
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12:10、烏帽子岩からの眺望を楽しみ、いよいよ下山開始!
「さぁ、気を引き締めて行こう・・・」 |
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樹林から南アルプス南端の山々を望む
中央左のピラミッド型の山が池口岳
手前、前衛の中に卯月山があるハズ・・・。 |
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13:30 振り返ると樹間から端正な烏帽子の姿が・・・。
もう直ぐ、小八郎岳の分岐だ・・・!
小八郎岳山頂には14:18に着く。 |
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14:30に小八郎岳を出発。
再び烏帽子ヶ岳ルートに合流し、美しいカラマツ林の登山道を足取りも軽く下る。
もうすぐ鳩打峠だ・・・! |