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残雪の中央ア・木曽駒ヶ岳周辺に遊ぶ

4月29日(前日発)~30日、連休前半一足先に残雪の雪山を楽しもうと中央アルプス木曽駒周辺に6人で参加しました。

28日21時、八王子を自家用車にて出発。駒ヶ根サービスエリアまで順調に走り、テントを張って仮眠、29日バスターミナルまで入り、そこからは専用のバスにてロープウェー下、ロープウェーと乗継ぎ一挙に2600メートルの千畳敷に躍り出る。無風快晴。

  アイゼン着用日焼け止をしっかりとぬりスタートだ
  途中指導員が安全対策指導助言をしています。上部はだんだんと急斜面に
  乗越浄土着一休み、素晴らしい好天だ
  宝剣山荘に早速幕営の許可をいただき, 山荘前に設営をする

トイレ使用OK,水はOK,絶対に安い。今日宿泊は6人、少ない。
  宝剣岳に様子を見に行く。途中,指導員がおりアドバイスをしていましたが私たちも助言を受けました。直下は雪壁になっておりロープ確保はもちろん絶対にミスは許されない。私たちのパーティではメンバーの経験技術、安全の担保がとれないので無理、木曽駒ヶ岳とする
   木曽駒ヶ岳より宝剣岳を望む
   薄曇りとなってきた、十分に展望を楽しむ
   帰幕途中、適当な斜面があったので滑落停止の練習をする。瞬時にその体制がとれ確実に停止ができるまで反復練習を重ね体で覚えていなければならない。入会以降毎年富士山にて訓練をした頃がなつかしい。そのおかげでいまでも体はしっかりと覚えています。
  日差しはないが雪はかなり緩んでいます
   のんびりと過ごす楽しい時間だ、テントも私達だけです
   4月30日、,今日は予定通り曇りだ。おおきな くずれはないはずだ
   出発前にかるくアイゼンテクニックの練習を行う
   馬の背周辺ときおり深みにはまったりするが・・・
   将棋頭山手前、とても静かでだれもいない私達だけの山だ、セルフタイマーにて
   将棋頭山にてしばし展望を楽しみ帰り、正面には宝剣岳
   雪山らしい楽しい登行、私の好きなロケーションだ
   テント場着コーヒーなど飲みながら思い思いに過ごします
   山荘入り口、昨日までスコップ作業をしていました
   乗越浄土より正面伊那前岳を見る。ここより右に急斜面を下山する
   昨日に比べ登山者はとても少ない
   足取りも軽くリズムカルに
   それぞれが山への思いをかみしめながら・・・・
   今度来るのはいつだろうか?私自身中アの雪山は36年ぶりだ
   他の登山者に撮ってもらいました
   千畳敷カール 静かだ。登山者、スキーヤーも数人だ
   帰りに温泉入浴、この辺は桜のみでなくいろんな花が咲き乱れていました。

枝垂れさくらがきれいでした
参加者:熊谷、佐藤、渡辺、渡辺順、斉藤、元木 6人パーティ

コースタイム:4月28日21時八王子発ー駒ヶ根SA30日AM12:15    4月29日ロープウェ―バスターミナルP7:50ー千畳敷8:40~9:12-乗越浄土10:30 宝剣山荘10:40~12:40     木曽駒ヶ岳13:45~14:15-宝剣山荘幕場15:10      4月30日幕場7:10-将棋頭山9:30~45-幕場12:25~13:45-千畳敷14:50着

費用:1人当たり 交通費(P含む)4500 共同食料費800 テント張り費700 ロープウィーとバス3800 入浴500 合計10300

※会員の希望もあり今年度は3月に鳳凰三山、4月に荒沢山、谷川岳、今回の中アとすべてテント泊とした。多くの会員が年齢をかさね雪山、特にテント泊などそれなりに荷物も多くなり、体力技術も要求され敬遠がちだ。しかし山岳総合技術を必要され要求されるのはやはり雪山でのテント泊縦走だろう。以前は会活動の集大成が冬山合宿であるが今はメンバーが揃わず無理だ。それでも年に数回ではあるが雪山のテント泊を続けていきたいと思っている。岩、沢登り同様雪山の感覚もちょっと離れていると振り出しに戻ることを心しておくことを忘れてはならない。「むかしやっていたから…。」「以前経験したことがある?・・・。」当会には思い上がりの人はいないと思いますが・・・。 初心謙虚さを忘れないようにしましょう。

※ この連休中北アルプスにて10名もの多くの遭難者を出したことは他人事ではない。低体温症、悪天候中の行動など個別のコメントを言うつもりはないが天候、時間、状況、体力など総合的な判断ミスであることは明白であろう、さまざまな登山経験に裏打ちされた中でのそれらの状況をしかと把握し、先を読み誤らないには年に数回の好天の時のみの山行では無理である。何十年経験があろうが初心者であるという謙虚さを忘れてはいけない。パーティならリーダーの統率力、判断ミスさえ指摘されても不思議ではない。今回の事故を教訓として戒め、会活動に当たりたいと思っています。                        会長 熊谷 博

コメント / トラックバック 1件

  1. 佐藤益国 より:

     初めての中央アルプス、3年振りとなる雪山。身の程もわきまえず過重なザックを担ぎましたが、仲間のお陰でナントカ歩ききることができました。ありがとうございました。中央アルプスは標高1600m余までケーブルカーで運んでくれますので「お気楽・・・」と思っていましたが、登ってみてはじめて見る風景のなんと素晴らしいことか!悠然として迫らぬ木曾駒ケ岳、南アルプスの連嶺が遠く白く連なり、振り返れば遥かな北アルプスが山座同定を要求しています。望むらくは曇天ではなく青空でしたねぇ。そうそうは容易く微笑むものではないと知りつつも。山仲間に乾杯!

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