念願だった初の尾瀬。紅葉をねらって行ってきた。かの深田久弥は大正15年に狩小屋沢を詰めて至仏山を登頂、至仏の頂上で美しい尾瀬の第一印象を得たことを幸福と語っている。それは想像に難しくない。こんな山奥のしかも標高1400ⅿの高地にこのような場所があるとは…あらためて日本の自然の奥深さと美しさに感動した。(TAKU:記)
往く夏を惜しみ沢中にテント1泊にて、尾白川渓谷の中流域で分岐している鞍掛沢へ沢登りを楽しんできました。 6:30に駐車場を出て日向山登山口の矢立石へ直接登り車道を西へ辿っていくと日向八丁尾根から降りてくる道の分岐に錦滝があり、そこの東屋で一休み。やがて荒れた車道は何回か隧道を抜けて歩くこと9時にやっと終点。そこから100mほど既設ロープ伝いに急下降して尾白川に入渓。本流を進むとすぐの女夫滝の大淵が見たこともない深緑色で神秘的。ここは右岸をロープ出して越えると、北西方向に分岐する鞍掛沢の出合が右手から現れ遡行を開始する。 washi)記
鞍掛沢に入ってすぐの小滝の釜は入浴剤を溶かした様な色で、みんな童心に戻って清流と戯れます。
標高1450mで幕営適地を見つけ14時頃から岩を除けてしっかり整地する。テントは3張りで楽しい夕食が始まった。夜半には中秋の名月がせせらぎを照らしていました。
翌朝はゆっくり8時半に出発。白い花崗岩の沢床を思うがままに遡行していきます。
ここは堰堤のような大岩から滝しぶきが流れ落ち、滝の裏にも回り込めます。八丁尾根上の烏帽子岳へ突き上げる鞍掛沢の本流は長く困難なので、途中の枝沢から鞍掛山の鞍部へ向かいました。
この鞍掛山は甲斐駒ヶ岳北面の展望台ですが、あいにく甲斐駒山頂が雲に覆われていてよく見えませんでした。
おなじみの日向山から見た八ヶ岳にも雲がかかっています。ここの白砂はまるで夏の浜辺にいるようです。 次の夏も訪れることを山に挨拶して下山しました。
【参加者】鷲林)係、藤沢、井之下、他2
【行程概要】
9/ 9(金) 京王八王子駅23:00⇒高尾山IC⇒須玉IC⇒甲斐駒ヶ岳登山者用駐車場(仮眠)
9/10(土) 駐車場 6:30→矢立石付近林道日向山登山口→錦滝 8:30→林道終点 9:00→
尾白川入渓 9:30→鞍掛沢出合11:30→1450mテント適地17:00泊
9/11(日) 泊地 8:30→うら見滝 9:30→鞍掛山への北面小沢10:30→鞍部12:10→鞍掛山
13:00→鞍部13:45→尾根分岐14:00→日向山15:10→駐車場17:00⇒京王八王子駅20:20
【概算費用】
レンタカー12000円,高速3960円,ガソリン5000円,合計20960円/2人の場合=10480円
新田次郎の小説『聖職の碑』で有名な将棊頭山に登って来ました。 ちょっとした不安を胸にいざ出発です!! |
9月30日~10月1日で鹿島槍ヶ岳に登ってきた。前泊の為、高尾を29日の19:30に出発し、中央高速~長野自動車道の梓川SAにてテント泊。翌朝、扇沢に向けて5:30に出発した。柏原新道登山口から登り始め、まずは種池山荘までの登山道を色づき始めた木々を楽しみながら登る。山荘で小休止を取り爺ヶ岳南峰までの急登に汗を流す。この日は快晴で北、中、南アルプスがはっきり見渡せ最高の気分。その後中央峰を経由して冷池山荘に到着。山荘の外にあるベンチで生ビールで乾杯し明日の鹿島槍登頂の鋭気を養った。翌朝は4:25出発、布引岳の山頂でご来光を迎えた。朝日に輝く剣岳やこれから登る鹿島槍に、胸の奥が締め付けられるような感動を覚えた。山荘を出発して約2時間で南峰に到着、風が強く寒い。そのまま北峰に進む。50分で北峰に到着、昨年来の念願かなう。目の前には昨年登った五竜岳が、北峰から続くキレットの先に堂々とした姿を見せていた。下山は来た道をそのまま帰る。終始剣岳をはじめとする北アルプスの山々に見守られた素晴らしい山行だった。
矢崎 記
鹿島槍ヶ岳北峰山頂にて |