念願だった初の尾瀬。紅葉をねらって行ってきた。かの深田久弥は大正15年に狩小屋沢を詰めて至仏山を登頂、至仏の頂上で美しい尾瀬の第一印象を得たことを幸福と語っている。それは想像に難しくない。こんな山奥のしかも標高1400ⅿの高地にこのような場所があるとは…あらためて日本の自然の奥深さと美しさに感動した。(TAKU:記)
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前夜発で巻機山登山口駐車場に移動。翌朝、微かな期待を寄せて起床するも霧雨が降り気温も低い。米子沢遡行は断念、巻機山ピストンとした。まだ紅葉には早いが、美しいブナ林を歩き五合目に着くと谷間を勢いよく流れる米子沢を視界に捉える。やはり、中止にして正解だと一同納得する。7合目から森林限界を越えるが周囲の眺望はゼロ、9合目をすぎると美しい草紅葉と池塘が見えて気持ちが少し和らいだ。ザックを避難小屋にデポして巻機山をピストン、雨は時折みぞれから雪に変わる天候、早々に下山し、翌日の越後駒ケ岳に備え、十字狭登山センター小屋へ移動した。(TAKU記)
前からやってみたかった北沢峠(長衛小屋でテント)をベースとした仙丈ケ岳&甲斐駒ヶ岳。今回は友人と二人で行ってきました。仙流荘駐車場で前夜車中泊。心配していた仙流荘のバス待ちですが、早めに順番を確保して2便に乗れました。1日目は行程の短い仙丈ケ岳へ(初登頂!)。森林限界を超えてからの小仙丈ヶ岳に続く稜線は気持ちが良い。緩やかな稜線はまさに南アルプスの女王ですね。高山植物も楽しめて(名前は知りませんが…)最高でした。2日目は甲斐駒ヶ岳へ。甲斐駒は5年前に黒戸尾根から登って以来。日帰りで皆さんやるので、楽なんだろうなあと勝手に思っていましたが、仙水峠~駒津峰の急登はなかなかしびれます…また、山頂直下の岩場の直登も手ごたえ十分でした。台風上陸前で天気に恵まれ充実した山行となりました。OHKAMA(記)
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小仙丈ケ岳へ続く稜線 | 富士山&鳳凰三山をバックに |
夏山に向けたトレーニングを兼ねて甲武信ヶ岳へ。塩山駅発の西沢渓谷行きのバスは臨時便が2便出るほどの賑わい。全員座れるよう配慮してもらえるのはありがたい。
(1日目)徳ちゃん新道の登りは初めて。ひたすらの登りは、丹沢のバカ尾根ほど長くはないがテン泊装備(酒が多かった?17キロ…)が堪えたのか、思うようにペースが上がらない…標準タイムで登るのがやっとだった。天候が予報通りの曇りで涼しかったのは幸い。5時間ほどで甲武信小屋に到着。
(2日目)甲武信ヶ岳~大弛峠は初めてのルート。予報通りの晴天…国師ヶ岳を従えた富士山は美しかった。国師ヶ岳に向かう縦走路は東梓あたりまでは、樹林帯をアップダウンしながら下るが、その先からは徐々に高度を上げていく。樹林帯を抜ける西風が心地よかった。大弛峠発15時のバスにはだいぶ余裕があったため、北奥千丈岳で風に吹かれて小一時間昼寝をした。こんなのんびりした登山は久しぶり。大弛峠小屋へ降りたが、バスの時刻まであと1時間あまり…小屋先のベンチで山行の余韻を味わいながら、残った赤ワインを飲みつつバスを待った。OHKAMA(記)
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